Ifステートメント(ProVersionのみ)スクリプトに条件部分を作成する場合は、Ifステートメントを使います。指定条件が真または偽の場合にのみ、モーション計算が実行されます。Ifステートメントは、次のような形式です。 if (condition) statement; else statement; また、ステートメントを大括弧でくくることにより、Ifステートメント内に複数のステートメントを含めることもできます。 if (condition) { statement 1; statement 2; } else { statement 3; statement 4; } この場合、条件が真であれば、else節の前のステートメントが実行されます。条件が偽であれば、else文節後のステートメントが実行されます。次の例では、現在時間が0.5未満であれば、0.3の値を持つキーフレームが作成されます。現在時間が0.5以上であれば、1.5の値を持つキーフレームが作成されます。 if (time() < 0.5) value(solid_1, scale) = 0.3; else value(solid_1, scale) = 1.5; 括弧内の条件には、必ず論理演算子を使います。論理演算子については、論理演算子(Ifステートメントを使用)(ProVersionのみ)を参照してください。複合論理ステートメントを作成する場合は、AND、OR、NOTの論理演算子を使用できます。値の比較には、必ず==演算子を使います。次の例では、時間が1秒であれば最初のステートメントが評価されます。 if (time () == 1) statement; else statement; モーション計算ではスクリプト全体を指定のサンプリングレートで繰り返し実行するので、ワークエリアの開始時にパラメータを設定するためにIfステートメントが必要になることがあります。次にその例を示します。 if (time () == start_time) statement; else statement; else節の前のステートメントによって初期値を設定することができます。else節の後のステートメントはモーションまたはエフェクトを作成します。 場合によっては、else節が必要ないこともあります。else節がない場合は、条件が真であればif文のすぐ後のステートメントが実行され、偽であれば実行されません。 |